「足立 明編 リバティ書房発行<100%東北人>より転載」
| 少しでも東北を知りたいと思われる方の為に,こんなページを作ってみました。東北なんて知ってるワイと言ってる そこの貴方,まず読んで見れ〜・・・^^ |
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さけ(酒) |
九州では酒と言えば焼酎だそうですが,東北では清酒。中でも秋田県は,一人当たりの消費量が日本一。酒造会社が並ぶ秋田県湯沢市は,別名「日本の酒都」。ここだけの話だが,どぶろく造りも盛ん。絶品も少なくない。清酒との交換比率は1対1が相場。つまり,どぶろく一升をもらえば,清酒一升を返す。ただで飲ませてもらえるようになればあなたも東北の仲間入り。
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がくれき(学歴) |
東京などでは,どこの大学を出たかが重視されるが,東北では高校。都市部であればその土地の名門校,農村部であれば地元の高校出身であれば,地域社会での存在が無条件で認められ尊敬される。そういった高校を出ていれば大学はどこでもカンケイナイし,大学を出ている必要もない。ラサールはコメディアンの芸名でしか知られてないし,灘は「ナンダ?」と発音される。
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せけんしらず(世間知らず) |
東京人を指す。例えば新幹線の新花巻駅。東京からの乗客は「新幹線の駅の周りに田んぼがある」と驚く。東京だけが世間だと思ってる田舎者である証拠。 東北人は東京がビルや住宅で埋まってることを知っている。どちらが世間知らずかは一目瞭然?
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ふらいでー(フライデー) |
金曜日に発行されるのでこの名がある写真週刊誌。東北では土曜日でないと店頭に並ばないので,多くの人はその題名に偽りありと信じてる。他の週刊誌も一日遅れなので,発売された週刊誌を東京からのお土産にすると尊敬される。
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みんよう(民謡) |
東北を代表するミュージック。転勤者は在任中に,その土地の民謡をマスターすることが求められる。上手になる必要はない。下手なほど喜ばれます。
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ひょうじゅんご(標準語) |
共通語とも言う。外国語の一種。
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いもにかい(芋煮会) |
秋のアウトドア行事。里芋,肉,白菜,ネギなどを持ち寄り,主として川原で料理して楽しむ。地域によっては豚肉だったり牛肉だったりするし,味付けも味噌,醤油と違う。それぞれに本家意識というプライドがあるため,よそ者が勝手な好みを言うことは許されない。
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りんご(林檎) |
東京では信州産が有名だが,栽培されている品種が「つがる」「むつ」であることからも明らかなように,本場は東北。「長野でもリンゴを作っているんだってね」と,東北人は言う。しばしば本当に知らないで言っていることもある。
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とんぶり(トンブリ) |
ホウキ草の実。緑の粒が美しい秋田県の特産物。地元の人は「陸のキャビア」と自慢するが,そのほとんどは,本物のキャビアを食べたことがない。
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け(動詞) |
「食え」の意。これに対して「く」(食う)と答えると,世界で最も短い会話が成立する。ほぼ東北全域で通用する。
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さ(助詞) |
日本語の「に」と「へ」の両方に使える単語。「に」と「へ」の使い分けは難しいが「さ」なら迷う必要がない。「駅さ行く」「山さ登る」「北さ行く」など,何でもござれ。
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わ(代名詞) |
「私」の意の津軽弁。米国に行って,一人がコーヒーを注文した。もう一人が「わも」,つまり「私も」と言ったら,ちゃんともう一つ運ばれてきたという。「わも」は「ワンモア」である。津軽弁英語起源説の根拠となる重要な単語。
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ん(感動詞) |
英語の「イエス」に相当する言葉。東北一帯で通用する。「んだ(そうです)」,「んでね(そうではありません)」,「んだべが(そうでしょうか?)」などと使う。「うん」と同じとも言われるが,「うんだ」などと発音すると,田舎っぽくて野暮ったい感じになる。あくまでも「んだ」が粋。 練習しよう〜〜ハイ…「んだ!」
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もち(餅) |
東北人が神聖視する食物。祝い事や法事の度に作られ,種類も多い。木の実を団子にした縄文食の名残と言われる。岩手県花泉町は,餅で町おこしをしている。出されたら,どんなに満腹でも断らないこと。一種の宗教行事なのだから。
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つけもの(漬物) |
東北を代表する食品。これが嫌いだと仲間に入れてもらえない。ただし,地域ごとにお国自慢があるので,褒める際には,その土地の物かどうかを確認する必要がある。「チーズに匹敵する発酵食品」と言われるだけに種類が多いので厄介だが,秋田ではイブリガッコ,盛岡ではガックラ漬け,仙台では長ナス漬けなどを褒めておけば間違いない。最近は健康ブームで減塩漬けも多い。もし自分を漬物通にみせたいのなら「やっぱり塩味が薄いと物足りませんね」と言おう。奥から取って置きを出してくれる。
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むくち(無口) |
東北人の特性と思われている性格の一つ。見慣れない人物に対する防御とテレの表れ。一度親しくなると,驚くほどの雄弁に一変する。
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じかん(時間) |
東北地方では,時間は一つではない。例えばあなたが,10時開会の案内をもらったとしよう。その時間に始まることは決してない。必ず遅れる。遅れ幅は農村部ほど大きく,漁村や都市部は少ない。個人差もある。送れて出席すればするほど,大物と見られる。あなたが貫禄を示したいのなら,絶対に定刻通りに顔を出してはいけない。軽んじられる。迎えが来るまで待とう。
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じょうもんぶんか(縄文文化) |
東北に栄えた古代文化。稲作以前の野蛮な文化とされていたが,彫刻家の岡本太郎氏が戦後「縄文武士器はバクハツだ」と言ってから見直しの論議と研究が高まり,青森県の三内丸山遺跡発掘で,その文化レベルの高さが実証された。東北は今,縄文ブーム。東北人のアイデンティティの重要な柱となった。もっとも,現在の東北人の多くは弥生時代以後に入植した縄文文化破壊者の子孫なのだが。
…………それを言ってはいけない。
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とうほくべん(東北弁) |
存在すると信じられているが,実はどこにも存在しない言語。津軽弁,南部弁,庄内弁,会津弁などの総称と誤解されることが多い。しかしこれらに互換性はない。南部の人は庄内弁を「英語よりも分からない」と証言する。
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仙台市の古本屋へ立ち寄り,ふと目に止まった一冊の本。それが「足立 明編 リバティ書房発行<100%東北人>」でした。本の内容がとても面白くて,読んだ次の日さっそく出版社へ電話をかけてしまったほどです。転載にあたり,アドバイスしてくれた出版社の方に感謝いたしております。ご協力ありがとうございました。
m(__)m |
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